ポルシェ「Inno-Spaceイノベーションエリア」、AR利用で品質管理向上へ
公開 : 2018.02.14 17:20
ポルシェは、ライプツィヒ工場にオープンしたばかりの「Inno-Spaceイノベーションエリア」により、拡張現実(AR)を使用したルック&フィールテストを実施。迅速で信頼性の高い手段で品質分析を大幅に高めるといいます。
Inno-Spaceイノベーションエリア 品質管理向上へ
ポルシェは、ライプツィヒ工場にオープンしたばかりの「Inno-Spaceイノベーションエリア」により、未来に向けた品質管理に取り組む。
その一環として、2月に初のイノベーションである拡張現実(AR)を使用したルック&フィールテストが実施され、年内に生産工程に統合される予定。
「このテストは規定された完成度からの偏差を示すために迅速で信頼性の高い手段を提供し、時間の節約と品質分析の大幅な改善を可能にします」とポルシェはコメントする。
具体的にはどういうことなのだろう?
このエリアでは専用工場のIT環境がシミュレーションされており、後に管理された方法で工場に連結して新開発を生産に統合することができるという。
品質管理チームと連携する社内のITチームが、これらの新しいテクノロジー、アプリおよびプロセスの背後の原動力となる。
「当社は、Inno-Spaceによって、工場の通常工程を中断することなく未来の先駆的コンセプトを設計およびテストすることができます」とポルシェAGの生産およびロジスティック担当取締役のアルブレヒト・ライモルドは述べる。
将来に向けた品質管理作業のイノベーションのテストには安全な環境が使用されており、チームはさまざまな大学や新興企業と協力。
ポルシェは、ドレスデンを拠点とする新興企業のGTVとの提携によって、拡張現実(AR)を品質管理のテクニカルプラットフォームとして使用している。