三菱エクリプス・クロス4WDを英国で評価 低めの価格設定ながら装備は充実
公開 : 2018.02.16 11:10 更新 : 2018.02.16 13:15
冴えないドライブトレインながら高速巡航は安定
エンジンは驚くほどスムーズで、スロットルレスポンスも丁度よい。公表されている燃費は14.3km/ℓで、二酸化炭素排出量は159g/km。特に驚くような数字ではなく、競合モデルのディーゼルエンジンよりは劣っている。
CVTは8段スポーツモード付きとなるが、想像以上に冴えない仕上がり。パドルでの変速も、ほとんど意味を感じない。この手のトランスミッションは往々にして、穏やかなスロットル操作による滑らかなドライビングスタイルが適していると思う。
最大トルクは1800〜4500rpmで発生するから扱いやすい。少し賑やかなサウンドが耳に届くが、ソウルフルな音質ではないけれど、高負荷時に耳障りという程でもない。
最高出力は162psだから、エクリプス・クロスが俊足だとは感じないが、それ以上の加速も必要ないように思える。クルマの雰囲気に合っていると感じるし、追い越し時には必要十分な加速はしてくれる。
高速巡航時でもエンジン音の存在感は変わらないものの、大きなドアミラーにも関わらず、風切り音は高級感を感じるほどに小さい。
エクリプス・クロスは、意外にも高速道路での巡航走行が得意分野と言えそうだが、その乗り心地はどうだろうか。