マクラーレン・セナ 「セナ」名乗るようになった背景 CEOに聞く
公開 : 2018.02.17 07:40
セナの名を冠するに相応しいクルマ
「ヴィヴィアン・セナとブルーノとはこれまでもコラボレーションについて話をしていましたが、決して既存モデルのバリエーションとしてセナの名を使ったり、その名前だけにこだわるということはしたくありませんでした」
「セナの名を冠するに相応しいクルマである必要があったんです」とCEOのマイク・フルイットは言う。
「このクルマはサーキットでのパフォーマンスを念頭に開発され、アイルトンの名に相応しい、ユニークで特別なモデルになりました」
基本は720Sと共有するが、セナはマクラーレンのモデルラインアップの中でさらに上位に位置付けられており、その価格、希少性と驚くべきパフォーマンスによって、P1ハイブリッドと並んで最も高価なアルティメット・シリーズに属する1台となる。
その名に相応しく、セナの全てにおいて一切の妥協など見出すことはできない。ではアイルトンが生きていたらこのクルマを認めただろうか? このクルマが彼にサーキットで他のライバルたちを凌ぐ武器になる存在だと知れば、恐らく。