プジョー2008、デビュー
公開 : 2013.02.20 14:05 更新 : 2017.06.01 01:47
プジョーは、日産ジュークやミニ・カントリーマンのライバルとなるクロスオーバー・モデル、2008をジュネーブ・モーターショーで一般公開する。
そのハイライトは、1045kgという軽量ボディ、コネクテッド・アプリ・サービス、そして98g/kmという低いCO2排出量だ。
2008は、208をBASSにグリップ・コントロール・オフロード・システムを採用したモデルで、そのコンセプトはひとまわり大きな3008とは異なる。そのターゲットは、郊外を探検するのが好きな都市生活者だという。
長さは4.16m、幅1.74mと、2008はベースとなった208よりも200mm長く、50mm広い。このことにより、5人の乗客のためのスペースが確保され、360ℓのブートスペース(シートを畳めば1194ℓ)が保たれる。
208で採用された小さなステアリング・ホイールはそのまま流用されている。これは、機敏な感覚を強化することが目的だ。ヘッドアップ・ディスプレーと7インチ・タッチスクリーンは、2008では標準装備となる。7インチ・タッチスクリーンは、3G回線を使って、リアルタイムな気象情報、交通情報、ローカル・アトラクションなどの情報を得ることが可能。また、プリインストールされる11のアプリの中には、ソーシャルメディアやウィキペディアへのアクセス、電子メールの送受信なども可能となっている。
そのデザインは、その他のプジョー各モデルのデザイン・キューが採用されており、508で採用された爪型のテールランプや、最新のプジョー・グリルが採り入れられている。また、ヘッドランプは猫の目のようなスタイルだ。
エンジンは、2つのガソリンと3つのディーゼルが用意される。全エンジンともアイドリング・ストップ機能付きだ。
ガソリンは、81bhpの1.2ℓVTiと、118bhpの1.6ℓ。ディーゼルは67bhpから113bhpまでの3タイプ。ガソリン・エンジンには、近い将来ターボ付きの3気筒が追加される。このエンジンは、109bhpか128bhpになる模様で、4気筒よりも12kg軽いのが特徴だ。
2008には6エアバッグや、電気ブレーキ・アシスト、アンチ・スキッド・レギュレーション、トラクション・コントロールなどが標準装備。デリバリーは夏後半からだが、6月からオーダーは可能だ。