アウディRS Q3が登場
公開 : 2013.02.20 14:01 更新 : 2017.06.01 01:47
アウディは、昨年の北京モーターショーでコンセプト・モデルの形態でプレビューしたRS Q3のプロダクション・モデルをジュネーブ・モーターショーで公開する。
そのエンジンは、306bhpを発揮する2.5ℓの5気筒だ。RS Q3は、242bhpのターボ付き2.0ℓ4気筒を搭載するBMW X1や、354bhpのターボ付き2.0ℓ4気筒を搭載するGLA45 AMGなど、ライバルには事欠かないモデルである。
エクステリアは、ハイグロス・ブラックのハニカム・グリルや、マットのアルミニウム・グリル・フレーム、大型化されたエア・ダクトを持つフロント・バンパー、深いサイドシル、ボディと同色のホイール・アーチ・フレアー、艶消し塗装のされたバック・ミラー・ハウジング、より大型化されたリア・スポイラー、ディフューザーを備えたリア・バンパー、そして大径化されたクロームのテールパイプなどで、ノーマル・モデルと区別される。ボディの全長は、フロントとリアのバンパーが1インチずつ長くなったことで、4410mmとなっている。
パワー・ユニットは、TT RSやRS3に搭載されていたものと同じで、306bhp/5300rpm、42.9kg-m/1500rpm-5200rpmのパワー、トルクを持つ。コレまで最も強力なQ3は、208bhpの2.0TFSIだったから、およそ1.5倍のパワー・アップだ。また、このエンジンは、アウディのターボ付き2.5ℓ5気筒としては初めてアイドリング・ストップ機能が付けられた。
ギアボックスは7速のSトロニック・デュアル・クラッチで、ドライブ、スポーツ、マニュアルの3つのモードが用意される。
4WDシステムは、電子油圧制御のマルチ・プレート・ハルデックス・クラッチが採用され、スタンディング・スタート補助機能を持つ。
パフォーマンスは、0-100km/h加速が5.5秒。最高速はリミッターで250km/hに制限される。燃費は11.4km/ℓ、CO2排出量は206g/kmだ。
サスペンションは、スタンダード・モデルよりも25mm低くセットされ、より固いスプリングとダンパー、大径のアンチロール・バーが取り付けられる。ホイールは、標準が19インチ、オプションで20インチも用意される。また、ブレーキも、8ピストンのΦ365へとアップグレードされている。
インテリアは、グレーのインストルメント・パネルを持ち、RS Q3のロゴの入ったレザー・トリムのスポーツ・シート、本革製の3スポーク・マルチファンクション・ステアリング、プラック・ピアノ・フィニッシュされたトリム、アルミニウム製のペダルなどが装備される。また、ドライバー・インフォメーション・システムは、ターボ・ブースト・プレッシャー、油温、ラップタイムを表示する。
この新しいRS Q3は、2013年の第3四半期から販売が開始される予定。価格は公式に発表されていないが、42,000ポンド(600万円)程度と予想される。