フェラーリ488ピスタ登場 488 GTBのハードコア版 721psを発揮

公開 : 2018.02.21 17:00

488ピスタの軽量化詳細 予想価格は

488ピスタの車重は488 GTBに比べると90kg軽い1280kg。最高出力は488 GTBに比べて50ps高まっているから、むろんパワーウエイトレシオだって高まる。

・インコネル(カナダのインコINCO社で作られる耐熱/耐食合金の総称)のエグゾースト・マニフォールド
・軽量クランクシャフト
・軽量フライホイール
・チタン製コンロッド
・カーボン製インテーク

などが軽量化に寄与している。

トルクはどの回転域でも488 GTBを上回り、エンジンサウンドは「どのギアでも、どの回転域でも高音」だとフェラーリは説明する。

488 GTEゆずりの前後エアロのおかげでダウンフォースは20%の改善とされる。SダクトはF1からインスパイアされているとのことだ。

「フェラーリ・ダイナミック・エンハンサー」を世界初採用する点も488ピスタのポイント。キャリパーのブレーキ圧を調整するソフトウェアで、コーナリング時のハンドリングに好影響をおよぼす。

また「スライドスリップ・アングル・コントロール」システムにもアップデートが施された。458スペチアーレに見られたこれは、スタビリティ・コントロールのアドバンス版と捉えればよい。ドリフト状態に積極的に持ちこむセッティングとなる。

ホイールは20インチのカーボン製。エンジンカバーやバンパー、リアスポイラーもカーボンとなる。

オーダーの受け付けは、3月のジュネーブモーターショーの公式デビュー直後。予想価格は21万5000ポンド(3208万円)。

・360ストラダーレ
・430スクーデリア
・458スペチアーレ

上記いずれのモデルも厳密には「限定」ではなかったが、わずか2〜3年しか生産されなかった。488ピスタも同じ道を辿るだろう。

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