フェラーリ・インタビュー 「ポルトフィーノ」9つの質問 日本は何番目のマーケット?

公開 : 2018.02.21 20:45  更新 : 2021.09.26 17:00

日本は、何番目のマーケット?

Q7 2017年は日本での最高販売台数を記録しました。その理由は?

RD:2017年の日本市場は過去最高の販売台数を記録させていただきました。その理由として最も大きいと考えているのが、現在のプロダクション・レンジが充実していることが挙げられます。V8GTではポルトフィーノの前モデルとなるカリフォルニアTが、新たなお客様をブランドに呼び込んだことも大きな理由です。あわせてスポーツカーでの存在感を継続して維持していることも要因といえます。

また継続して参戦しているF1での実績が非常に大きく、同じようにGTセグメントにおいてもしっかりと歴史を築いてきたことも成功の要因のひとつであると感じています。


ここ数年日本で努力していることがあります。近年日本の市場ではスポーツカーが盛り上がっていますが、その中でフェラーリのネットワークを広げてきました。ディーラーの数でいうと、かつて6つだったものを9拠点まで拡大して、お客様により充実したサービスを提供したいと考えています。

特に実績を見ていただければわかりますように、アジア地区ではサービスの面でトップの座をキープしています。さらに拡大することによって、しっかりとお客様を育ててゆきたいと思います。

Q8 2017年に日本は世界で何番目のマーケットですか?

RD:グローバルで4番目になり、アジアではぶっちぎりの1位です。

Q9 昨年最高台数を記録しましたが、今年のマーケティング戦略を教えてください。

RD:日本の市場はとても成熟し安定していて、わたくし共にとってとても重要な市場です。重要なマーケットであることを考えると、ポルトフィーノを投入して今年はさらに成長することは確実だと思います。


また成長というものは、持続可能なものでなければならないと考えています。販売台数だけではなく、市場をいかに成長させてゆくかを考えますと、しっかりとしたネットワークを構築し、クオリティがしっかりしたものであることをお客様に伝えたいと思います。特に日本市場はクオリティに対してセンシティブなだけに、確実にやってゆくことが必要だと考えます。

品質面のほか、お客様がご満足いただけるサービスを充実させてまいります。テーラーメイド・プログラムでの新たな提案のほか、ワールドワイドに展開していますクラシケ・プログラムを日本に根付かせる活動を行う予定です。このほかファイナンシャル・サービスのご提案もできるように段取りを進めています。

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