長期テスト マツダMX-5 RF (1) いきなり3つの懸念事項
公開 : 2018.02.22 11:10 更新 : 2018.06.18 10:32
ハードトップ 開閉問わぬノイズ
ルーフを閉じた状態で高速道路に乗ると、明確なノイズが生じるのだ。高速道路を走行中、ブルートゥースのハンズフリーでかけた電話を切らざるを得なかった。なぜなら、わたしの声はノイズにかき消され電話の向こうの母にほとんど聞こえなかったのだ。
オープン時には、後ろの隔壁が確かに風の巻き込みを減らしてはくれるが、やはりノイズが発生する。
もちろん、高速道路での問題だけでMX-5を評価するひとはいないだろうが、洗練をウリにする以上確実に問題となるだろうし、この数カ月間で検証する必要がある。
ルーフとそれに関わる事柄だけがこのRFと以前のMX-5長期テスト車との違いではない。もうひとつの違いは、ボンネットの下にある。われわれの以前のクルマはよりパワフルな2ℓエンジンを搭載していたが、今回は130psの1.5ℓに、あの素晴らしい6速MTを組み合わせた。
皮肉なことではあるが、1.5ℓエンジンの方がより純粋なMX-5の体験をもたらすだろうし、わたしはそれほどのパワーやレスポンスを求めてはいないのだ。