アストン マーティンDB11ヴォランテ試乗 価格1万5000ポンド上乗せながら納得
公開 : 2018.02.23 11:30 更新 : 2018.02.28 16:35
エンジニアが苦心した優れたシャシー剛性
ほかにも、サイドシル部分の素材の厚みを増すことで、独立するサブフレーム取り付け部分の強度は45%も向上。
アストン マーティンが「ガーデンゲート(庭の門)」と呼ぶ、エンジンの先端部分からサスペンションマウントまで伸びるクロスメンバーも設計を見直してある。ただし、シャシーのねじり剛性はクーペの34kN/degから22kN/degへと減少している。
とは言っても、DB9ヴォランテの14.7kN/degからは大きな向上だし、オープンボディで20kN/degを超えている点は、エンジニアが苦心した成果だと言えるだろう。
エンジンはV8のみで、車重は同じV8エンジンを積んだDB11のクーペから110kgも増加しており、クーペのV12モデルと同等の重さになってしまう。
ソフトトップは50km/hまでなら走行中でも開閉操作が可能となる。
気になる価格は、クーペより1万5000ポンド(227万円)ほど高くなるヴォランテ。その走りを確かめてみたい。