イタルデザイン・ゼロウノ・ロードスター ジュネーブ公開 5.2ℓV10、R8と共通
公開 : 2018.02.26 16:40
イタルデザイン製スーパーカー第1弾
最高速度322km/h以上を誇るこのV10のスーパーカーは、1960年代後半にジョルジェット・ジウジアーロによって設立され、いまやフォルクスワーゲングループ傘下となっているトリノの有名デザインハウスによって生み出されたモデルだ。このクルマは新たに設立されたイタルデザイン・アウトモービリ・スペチアーレが計画する少量生産モデルの第1弾となる。
正式発表前ではあるが、ゼロウノの販売価格は130万ポンド(1億9732万2000円)からとされており、実際にはオーナーそれぞれの好みに合わせてオプションを追加していけば、その価格は200万ポンド(3億369万円)近くに達することになるだろう。オーナーには非常に多くのトリムや装備だけでなく、好み通りのパフォーマンスに仕上げることのできるオプションまで存在する。
5台のみ生産される車両は「コレクターと先見性のあるエンスージァスト」向けだった。イタルデザインによれば、このクルマを求める顧客がまだ複数存在しており、「ロードスター・モデルの生産可能性」については以前にも検討していることから、既に「世界中の顧客と彼らの要望の実現に向けての対話」を始めているとのことだ。
昨年AUTOCARに対して、イタルデザインのスーパーカー・プロジェクト・チーフであり、イノベーション・デザインの責任者でもあるフィリッポ・ペリーニは、この最初のモデルについて「初めてコレクターの方々に完全オーダーメイドのモデルをご注文いただく機会を提供することができます」と語っている。
さらにペリーニは、イタルデザインでは2017年以降、毎年自社のエンブレムを纏った新型モデルを「常に非常に限られた数だけ」開発していくことになるとも付け加えている。