AUTOCARが望む、復活してほしい自動車メーカー(1) オースチン
公開 : 2018.02.24 10:10
ヒーレー・ブランド復活の課題
完全に新しいアルミニウム製ロードスター用シャシー(極端に低く、ロングノーズ&ショートデッキ)の設計が必要であり、バッテリーをこのクルマに低く搭載する方法も探さなければならない。
われわれの新型ヒーレーでは、タクシーのようにフロア下にバッテリーを搭載する事ができず、このままでドライバーのヒップポイントが理想より60-70mmほども高くなってしまうため、センター・トンネルには高さが必要となるだろう。
さらにはエンジンを縦に積む必要があり(TXタクシーの横置きではダメなのだ)、美しいエンジンルームに相応しい電気ボックスの設計も必要だ。
最も重要なことは、ホンダが最新のコンセプト・モデルで見せた、新旧を上手く融合したような、現代的でありながらクラシックさも併せ持つデザインをそのボディに与える事である。動力性能? 予想では最高速度は177km/h、0-97km/h加速は7秒程度になるだろう。
生産台数はTVR程度を想定している。つまりは年産1000台から1500台程度だが、LEVCの工場を活用することで採算も確保できるはずだ。
是非このアイデアをジーリーのCEOに気に入ってもらいたいと思っている。彼は既に有名英国ブランドを所有する意欲を見せているからだ。
彼が連絡さえしてくれれば、われわれのジーリー-ヒーレー3000を2020年のLAモーターショーまでに発売するためのジョイント・ベンチャーの設立を急ぐことになるだろう。ちょっと待て、さっきの電話がそうだったのだろうか?