ルノー・ゾエ
公開 : 2012.03.07 18:15 更新 : 2017.06.01 00:54
ルノー・ゾエは、ジュネーブ・モーターショーにおいて、生産型のトリムを施されて再び姿を表した。
政府による5,000ポンド(63万円)の減税を引いた後の価格である13,650ポンド(173万円)は、現在市場に出ているEVの中でも最も安い。
航続距離は210km、曇天でも95kmは走行が可能で、ルノーによれば「最悪のケース」でもクイック・ドロップ・バッテリーの交換は3分で可能だという。但し、英国で秋にゾエが販売される時点では、英国では、このクイック・ドロップ・バッテリーは使用することはできない。
そのデザインは、ルノーの新しいデザイン責任者、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーによって変更が付け加えられたヘッドランプとグリルのグラフィック以外は、2010年に登場したオリジナル・フォルムを引き継いでいる。
2.58mのホイールベースと4.08mの長さは、それぞれに端にタイヤがあることを示している。1.73mの高さはそのバッテリーを隠すためにも使われている。フロント・シートからテールエンドに向かう高さ20cmのプラットフォームにバッテリーは挟まれる。
ボンネットの下には、89bhpのモーターがあり、それは直接前輪を動かす。最高速度は135km/hに制限されている。
面白いことに、ルノーはゾエの重さを発表していない。
トリムは3タイプが用意される。エントリー・レベルがひとつ。そして、ラグジュアリーなバージョンが2つあり、それぞれ「テクノ」と「禅」と呼ばれている。ちなみに「禅」は、ロレアルとタイアップしたイオン発生器も搭載する。