ジーリー、ダイムラーの筆頭株主に 株の「買増し」は見合わせ

公開 : 2018.02.27 17:50  更新 : 2018.04.26 14:11

ジーリーが欲しい、つぎの業種は

ジーリーによるこの動きは、欧州でその名を一躍有名にした2010年のボルボ買収と、2012年のロンドン・タクシー・カンパニーに続く積極的な拡大戦略の一部であり、2016年には新ブランドとしてLynk&Coを立上げ、さらに昨年にはロータスでも筆頭株主となるとともに、プロトンの親会社であるDRB-ハイコムの株式も約半数を取得している。

最近ジーリーは米国発「空飛ぶクルマ」のスタートアップ企業であるテラフージア社も買収しており、2019年に最初のモデルを発売する計画だ。また、EV戦略拡大のためのさらなる買収計画があるのではないかともいわれている。

情報筋によれば、その可能性は十分あり得るとのことだ。

「市場の変革や、世界中の高級車ブランドがこぞってEVのような分野における将来的な投資を検討していること、さらには自動運転やサービスとしての移動といったものを考えると、EVのような新しい製品への顧客の支持を獲得し、新技術をもっとも効率よく活用するために、既に確立したブランドというものは、常に新興メーカーからの興味の対象となり得ます」

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事