フェラーリGTC4ルッソT試乗 V8エンジン搭載 4座スーパーカーの地位は唯一無二
公開 : 2018.02.28 10:10 更新 : 2018.02.28 15:31
新しい名前はクラシックモデルから借用
GTC4ルッソTのオリジナルモデルとなるフェラーリFFは、4輪駆動と4シーターのパッケージに、全長4920mmの大きなボディを持って、2011年に誕生した。週末にスキーを楽しむための、ファミリーユースのSUVの代わり、という位置づけ。
FFには無敵と言える自然吸気のV12エンジンが搭載されていたが、主にCO2の排出量を削減する目的で、新しいGTC4ルッソTではツインスクロールターボのV8エンジンに置き換わっている。
そしてルッソという、偉大なフェラーリのクラシックモデルから借用した名前は、それをリスペクトしたと言うより、便宜的と言うか、マーケティング的な理由を感じてしまう。セルジオ・マルキオンネCEOが率いる現在のフェラーリは、これまでにないほど商業然とした企業体質になっており、それが要因となっているのかもしれない。
そのような交錯する気持ちを晴らすには、乗ってみるのが一番。