ベントレー・ベンテイガ試乗 V8エンジン追加 価格下がるも完成度高まる

公開 : 2018.03.01 12:10  更新 : 2018.03.01 18:35


ベントレー・ライクな上質な乗り心地

ダイナミクス性能の面で言うと、アダプティブ・エアサスペンションの設定にW12からの変更はない。ドライビングモードは、コンフォートからスポーツまで車高も変化する複数の設定が備わり、いかにもベントレー・ライクな上質なセッティングを得ている。

アクティブ・スタビライザーも装備され、コーナリング時の遠心力が0.6Gを超えるまでは、ボディをフラットに保ち続ける。0.6Gを超えた時点で、大柄なボディを相当なペースで走らせているということをドライバーに知らせるため、ピッチ側、前後傾斜の動きが発生するようになる。

ベントレーによると、ステアリングフィールも改善したと話しているが、試乗したオーストリアの濡れた路面と、ウィンタータイヤの組合せでは、確かめることはできなかった。

ただし、類まれなラグジュアリーさと、オフロードでの高い走破性能、本物のスポーツカーの様なコミュニケーション力の豊かなシャシーとを兼ね備えることは、恐らく実現しがたい願いだとは思う。

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