長期テスト マクラーレン570GT(1) 570Sでない理由 オプションと価格
公開 : 2018.02.28 16:10
外装で選んだオプション
ロンドンにあるマクラーレンのショールームでこのクルマの仕様を決めるのはとても楽しかった。担当セールスのサイモン・スノーボールはコンフィギュレーターや内外装の色見本を使いながらオプションについて説明してくれた。
570Sならば、マクラーレン・オレンジやマンティス・グリーンといった明るい色が似合うのだが、570GTを購入する顧客はより影のある色を選択するようだ。
AUTOCARが買った個体は最初はパシフィック・ブルーにするつもりだったが、結局のところご覧の通り3490ポンド(54万円)のオプションのアイス・シルバーを選んだ。
この選択について退屈だという指摘も受けたが、個人的には時間帯や光の加減によって金色がかった風合いから青っぽい色まで変化する点が魅力的だと感じている。
また、フロント、リア、サイドのスカートやインテークのダーク・パラジウムにもよくマッチしているのではないか。もちろん、これらのパーツを個別に、もしくはすべてをカーボンファイバー製とすることもできる。
大抵のひとはカーボン化するなら一部ではなく全部にするだろうし、わたしも3万ポンド(460万円)という価格を考えなければ選択しただろう。しかし、日常使用するということを考えると、使用による小さなダメージが気になって乗れなくなってしまう。
一方で、わたしは3490ポンド(54万円)の超軽量鍛造ホイールを選択し、さらに1110ポンド(17万円)払ってステルスグレーに塗装した。縁石で傷をつけないといいが。この上乗せ分は、570Sが標準で装備しているセラミックブレーキを街乗りでより扱いやすいスチールブレーキに変更することで相殺した。
内装、そのほかのオプションは次項でご紹介したい。