ドイツの都市部 ディーゼル乗りいれ禁止措置、可能に 英国は販売25%減
公開 : 2018.02.28 18:40
英国ではさらに厳しい規制も 販売25%減
英国のいくつかの都市では、排ガス規制に関して、さらに厳しいアプローチを求めている。オックスフォードでは2020年からの都心部への内燃機関を積んだ車両の乗りいれ禁止を提案しており、最近ロンドンは最も汚染度の高い車両に対する排出サーチャージ(Tチャージ)制度を導入した。
この反ディーゼルとも呼べる動きによって燃費性能の悪いモデルの売上げが影響を受けており、1月の英国での販売台数は昨年同月比で25%も減少している。
需要の減少に伴って、各メーカーは自社のラインアップからディーゼル・モデルを減らしており、年初にはポルシェが最後まで残っていたディーゼル2車種の販売を停止している。
環境保護活動家たちはこの変化を歓迎しているものの、英国の自動車製造販売協会によれば、ディーゼルからガソリン・モデルへの乗り換えによって、CO2排出量が逆に増加しているという。
昨年販売された新車の平均CO2排出量が、2016年の120.1g/kmから121g/kmへと増えたことで、この20年で初めてクルマの排気ガスによる地球温暖化への影響が増大したことになる。