アウディ/ポルシェ、EVプラットフォーム共同開発 3種を順次投入 21年〜
公開 : 2018.03.01 16:50 更新 : 2018.03.01 16:51
PPEの「使いみち」 MEB/既存の改良でも前進へ
アウディとポルシェは、新開発される電気自動車アーキテクチャーにより、パッケージ、ホイールベース、スペースといった各側面における電気自動車の利点を最大限に活用できるようになる。
さらに、そのアーキテクチャーはハイフロアモデル(SUV)にもローフロアモデル(セダン)にも適用することが可能。PPEを採用する最初のモデルは2021年に登場する予定となっているが、2018年と2019年に投入されるe-トロンおよびミッションEの市販モデルが、両ブランドにとって初めての電気自動車となる。
将来におけるアウディの製品ポートフォリオは、フォルクスワーゲンによって開発されたコスト効率の高いMEB(モジュラー・エレクトリフィケーション・プラットフォーム)、今回のPPE、従来型を改良する2種類のアーキテクチャー、スポーティモデル用のアイデアなどによって、きわめて多様なものとなる。
「現在順調に進行中のアウディの変革プログラムにより、その能力と財源は、適切な部門に割り当てられています」とコメントされている。
シュタートラー会長は、次のように述べる。
「両社ともに、明確に差別化された製品の特徴を出すことが最大の優先事項であると理解しています。アウディはこのチャンスを捉え、デザイン、車両インテリア、ユーザーインターフェイスの各分野において、これまで以上に他とは一線を画したスタイルの実現を目指しています」