アルピナD5 S 2018年モデルに試乗 ディーゼル/内装/乗り心地検証
公開 : 2018.03.02 12:20
どんな感じ?
1.9tを感じさせない加速
D5 Sの内装は、乗り込むとうっとりしてエンジンをかけるのを忘れてしまうほどにすばらしい。特筆すべき点は、5シリーズから受け継いだ走行モードによってアルピナらしいカラーに変化するディスプレイだ。また、シフトレバーの手前には「Allrad(四輪駆動)」と書いてあるプレートが取り付けられている。
この直列6気筒エンジンが発する324psというパワーは、従兄弟であるBMW 530d xDrive Mスポーツの264psよりも扱いやすい。このエンジンの特徴は71.3kg-mの大トルクを1750rpmから発揮することであり、1.9t近い車重にも関わらず加速性能は強烈だ。
ただし、英国以外の仕様では、388psと81.6kg-mを発揮する。ということは、英国仕様においてはドイツ製サルーンには珍しく先代よりもパフォーマンスが劣るのだ。
これは欧州仕様では英国では設定されていないBMW製のトリプルターボが採用されていることに起因する。
乗り心地も見ていこう。