VW、微粒子フィルター(GPF)をガソリン車にも 16年の公約で 仕組みは?

公開 : 2018.03.04 18:10

フォルクスワーゲンは、微粒子フィルター(GPF)をガソリンエンジンにも採用されることになりました。2017年9月からの最新のEURO6cでは、ガソリンエンジンの微粒子排出を以前の10分の1まで減らすことが義務なのです。仕組みや効果をお伝えします。

text:Jesse Crosse(ジェシ・クロス)

もくじ

VW、ガソリン車にも微粒子フィルター
微粒子フィルター ナノ粒子さえ捕集
ガソリン車における微粒子フィルターの働き

VW、ガソリン車にも微粒子フィルター

フォルクスワーゲンは排出ガス低減のためガソリン車にも微粒子フィルター(GPF)を採用する。

最初にこの機構が導入されたのはドイツで販売されているティグアンの1.4TSIのマニュアル車だ。

また、Up! GTIはフォルクスワーゲン車として2番目にGPFが採用されることになり、排出される微粒子が最大95%も低減される。

この測定結果は2015年のディーゼル車に関するスキャンダルからの信頼回復のためにフォルクスワーゲンが2016年に提示した公約に沿うものとなった。

他のメーカーも独自にGPFを採用し始めている。例えば、メルセデス・ベンツは一部のSクラスに搭載したほか、今後も採用を拡大する方針を示している。フォードも同様に新型マスタングなどに搭載している。

ガソリン車に対する微粒子排出規制は2009年のEURO5規制から始まった。2017年9月からの最新のEURO6cでは、ガソリンエンジンの微粒子排出を以前の10分の1まで減らすことが義務付けられている。

おすすめ記事

 

人気記事