いよいよジュネーブ・モータショー開幕 会場を彩ったスターたち 前編
公開 : 2018.03.04 06:10
フォルクスワーゲン・ゴルフ・カントリー(1989年)
89年にフォルクスワーゲンが発表したのは、ゴルフⅡをベースにした、ラーダ・ニーヴァやフィアット・パンダ4×4のライバル。ゴルフ・カントリーと銘打ったそれは、車高を上げるサスペンションや、重要なメカニズムを保護するスキッドプレート、前後のカンガルーバーなどを装着。さらにはルックスだけでなく、シンクロと呼ばれるフォルクスワーゲン独自の4WDシステムが採用され、悪路走破性が高められた。
残念ながらユーザーの支持を集めることはできず、生産は3000台程度で終了。ゴルフ・カントリーの名は一代限りで消え去ったが、現在ではこの手のクロスオーバー車はニッチながらも人気カテゴリーとなっている。生まれるのが早すぎたクルマだといえるだろう。