ランサー・エボVI トミ・マキネン・エディション vs インプレッサ22B STi 前編
公開 : 2018.03.03 11:40 更新 : 2018.03.03 14:07
トミ・マキネン・エディション
フィンランド人ドライバーのトミ・マキネンが4年連続のWRCドライバーズ・タイトルを獲得したことを記念して、三菱はエボVIの限定バージョンを発売した。
ベースとなったエボVIに対して、このクルマには軽量でレスポンスの良いチタニウム製タービンと、より低くなった車高、さらにはフロントのストラット・ブレースとレシオを上げたステアリングが与えられている。
主要コンポーネントの多くが、モモ製ステアリングやエンケイのホイール、ブレンボ製ブレーキ、トミ・マキネンの刺しゅうが入ったレカロ製シートなど、一流サプライヤーによるものだった。
トミ・マキネン・エディションの販売期間は2年以上にわたり、3000台以上が生産されたことで、22Bに比べれば見つけやすいモデルになっている。
おそらくこの生産台数の違いが、同じようなコンディションのスバルに比べてエボVIが半分ほどの価格で売りに出されている理由だろう(低走行の22Bはいまの市場では6ケタのプライスタグを掲げている)。
新車価格3万1000ポンドと、当時もトミ・マキネン・エディションは数の少ないインプレッサよりも手に入れやすいモデルであり、さらに22Bがソニック・ブルー以外のボディーカラーを選択できなかった一方で、マキネン・エディションではホワイト、ブルー、ブラック、シルバーと、ここに連れ出した個体のようにラリー由来のデカールをまとったレッドから選ぶことができた。英国には250台が正規輸入されている。