ランサー・エボVI トミ・マキネン・エディション vs インプレッサ22B STi 後編

公開 : 2018.03.03 16:10

番外編2 スバリストからひと言

われわれがテストで使用した新車のようなインプレッサ22B STiのオーナーであるエイドリアン・スペンサーは、スバルのスペシャルショップである「Adgespeed」の創業者だ。

マンチェスター近くに拠点を構えるこのショップは、もともとスペンサーが所有するペター・ソルベルグがドライブしたインプレッサWRC参戦車両を走らせるためにはじめたものだが、スペンサー曰く「ビジネスとしてお金を稼ぐ必要があったので、他のドライバー向けにラリーカーを製作したり、ロードカーのメンテナンスやチューニングを行っていました」とのことだ。

「スバルのクルマに対するチューニングは依然として盛況です。過去10年ほどは安定した需要があります。低年式のインプレッサはいま非常にお買い得ですから、ぞんざいに扱われた車両が多くなっています」

「なにをやっているのかもわからないままに、自分自身で改造してしまう人たちがいるんです。エンジンのオーバーホールとあわせて、プログラムの書き換えにも数多く対応しています。それから大径ターボの取りつけなんかも行っています」

「最近では、価格が上がり始めていて、車両が古くなるにつれて、皆さんオリジナルの状態を保ちたいと思うようになっています。もし、インプレッサをクラシックモデルにしたいのなら、オリジナルの状態を保つ必要があります。例えば、3万ポンドをかけてP1を改造したような人たちを知っていますが、その車両の価値は、同じモデルの新車同様のコンディションにはかなわないのです」

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