R10プラスとの見分けが付かない

アピアランスとしては、オプションとなるストライプのステッカーと、ダッシュボードに飾られる1から999まで製造番号が記されたバッジ以外、違いはない。

さらに路上で識別を難しくさせるのが、他のR8と全く同じオプションを選択できるという点。発表イベントで登場したR8 RWSには、グレーのボディカラーにタンのレザーシート、20インチのアルミホイルにリアウイングも備わっていた。

ハイパワーでクワトロの、R10プラスと見間違えてもおかしくなさそうだ。

ざっとスペックについても触れておこう。0-100km/h加速は3.7秒で、0.3秒ほどクワトロモデルより劣る。今の時代、スーパーカーと言えるほどの加速力ではないかもしれないが、それでも十二分に速い。むしろ、後輪駆動モデルだから、ハンドリングの方が優先される性能だとも言えるだろう。最高速度は318km/hをマークする。

最後に価格。R8 RWSはクワトロモデルの12万6000ポンド（1920万円）より1万4000ポンド（212万円）ほど安価に手に入る。ほんの少しスピードは劣っていても、満足感は高いはず。

さて、それでは肝心の走りを確かめよう。

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