新型アウディA6のデザイナーに3つの質問 「A7/A8に似ていない?」
公開 : 2018.03.10 16:40
アウディA6の新型登場を機に、エクステリア・デザイナーのフィリップ・ロマースに3つの質問をすることに。デザインの狙いは? A7/A8との差別化はどれくらいうまくいった? 空力とデザインの両立はどのように? いずれも興味深い質問と回答でした。
もくじ
ー A6のデザインの狙いは?
ー その差別化はどの程度上手く行ったか
ー 空力、デザイン上の工夫は?
A6のデザインの狙いは?
「これはA8、A7に続いてアウディの新デザイン言語を採用した3番目のクルマです」
「われわれは今まで、モデル間のデザインの差別化が不十分だと批判されてきました。今回はそれぞれのモデルに独自のキャラクターを与えています。目的は各セグメントでもっともスポーティなクルマにすることでした」
その差別化はどの程度上手く行ったか
「兄貴分たちよりも力強く見え、ショルダー・ラインも下がっています。ショルダー・ラインはホイールへと続き、クワトロであることを強調しています。そこがA8との違いです」
「グリルは似ていますが、A8、A7とは寸法が違っています。リア・ライトのグラフィックスもA6独自のものです。A7、A8ではリアを横切るライトの帯がありますが、A6ではその部分がクロームになり左右のライトを結んでいます」
空力、デザイン上の工夫は?
「ドア・ミラーはショルダー部分についています。これで抗力係数が改善されるのですが(実際にCd値は先代の0.26から0.24になった)、デザイン上も好都合です」
「アウディTTやポルシェ911のようなスポーツカーもここにミラーが付いていますよね。そのほうがスポーティに見えるし、クルマの外もよく見えるんです」
「リア・ライトの輪郭エッジも工夫しました。フロントのエアカーテンやタイヤとホイール・アーチの隙間を詰めたことも空力に貢献しています」