メルセデス-AMG CLS 53 新型に試乗 卓越した直列6気筒エンジン搭載 ISGと4WDは標準
公開 : 2018.03.08 11:40 更新 : 2018.03.08 18:38
仕上げや機能面で非の打ち所がない車内
パワーユニットを何にするかは関係なく、インテリアでは、全体的な質感の上質さという点では物足りなさがある。しかし、キャビンのレイアウトや操作性に関しては素晴らしい。ドライビングポジションは調整幅の大きいスタリングホイールと、視認性の良いデジタルメーター、大型のモニターが備わり、非の打ち所がない。
ステアリングポストから伸びる左側のレバーは、ワイパーと機器の表示変更の操作用で、右側のレバーでは、9速ATとセンターコンソールのインフォテインメントシステムが操作できる。
エアベントのデザインも格好いい。タービンのようなフィンが並び、エアベント自体にもLEDが仕込まれていて、回りの光を反射しつつ、柔らかく発光する。表面の仕上げも上質で、いい雰囲気だと思う。
リアシートのヘッドルームは、一般的なサルーンと比較すれば狭いものの、不満を抱くほどではない。ラゲッジスペースも充分妥当な容量を確保してある。もしこの広さで満足できないなら、Eクラスを選択するべきだと言えるだろう。