DBAスピードバックGT シルバーストン版は1億1200万円 609psへ強化
公開 : 2018.03.06 22:40 更新 : 2018.03.06 22:43
シャシーなどジャガーXKR基本
シルバーストン・エディションの名は、昨年移転したDBA本社の所在地と、その向かいにエントランスがあるF1サーキットにちなむ。
また、そのサーキットが、もとは英国空軍の基地だったことを思い出させるのが、コースと滑走路を図案化した専用のエンブレムだ。
アルミのボディパネルを叩き出しで成形するのも、インテリアの縫製も、すべて手作業なのはベースモデルと同様だ。
アルミ製シャシーをはじめとするランニングギアは、すでに生産終了しているジャガーXKRクーペがベース。ただしエクステリアは、コーナーバンパーを廃し、フロントスポイラーとリヤディフューザーは大型化。ロッカーパネルは延長され、前後ライトはよりモダンな処理が施されている。ルックスの印象は通常モデルと大きく異なり、より新しさを感じさせるものだ。
「シルバーストン・エディションで、新たな顧客の獲得を目指しています」と語るのは、DBAの創設者であるデイビッド・ブラウンだ。
「オリジナルは気楽で時代を超越したカタチですが、こちらはもっとパフォーマンスに振った、より若いひとびとに向けたものです。ただし、ゆったりと走れて日々使えるクルマである点は慎重に残しました。これは、サーキットマシンではないのです」