2ドアのレンジローバーSVクーペ 生産999台で3500万円超え ドア長1.4m
公開 : 2018.03.06 21:10 更新 : 2018.03.06 21:11
動的性能でもリード オフロードも重視
レンジローバーよりも小さいモデルのクーペについてマクガバーンは「どれくらいのボリュームが見込めるかにかかっていると思います」と答える。
「だって、同じ金額を払うならばドア枚数が多いほうがいいと考えるでしょう。また、そういった考えのひとのは、ヴェラール・クーペもご用意しています。『特別であること』にお金を惜しみなく払えるかたが、SVクーペの対象になるのです」
さて、そんなSVクーペであるが、パフォーマンスの面でも同門のモデルを牽引するという。
用いるパワートレインは5.0ℓV8スーパーチャージャーで、これはレンジローバーSVオートバイオグラフィーLWBと同じ。0-100km/hタイムは5.3秒を標榜し、最高速度は266km/hに達する。参考までにレンジローバー・スポーツSVRの0-100km/hタイムとて4.5秒だ。
最高出力は565ps、最大トルクは71.3kg-m。トランスミッションは8速オートマティックで、ロータリー式のセレクターとパドルシフトで操作できる。
2スピードのトランスファーボックスを備える4WDシステムが動力を伝え、可変ロック・リアディファレンシャルはランドローバーの「テレイン・レスポンス2」にアシストを受ける。
車高は標準のレンジローバーより8mm低く「動的性能を高めるためです」とのこと。速度が105km/hに達すると、スタビリティと燃費向上のために車高が15mm下がる。
サスペンションは5段階で車高を調整し、もっとも激しいオフロードを走行する場合は通常時より75mm車高があがる。この場合、50km/hの走行まで可能。