メルセデス-AMG GT 4ドア・クーペ パナメーラ追撃へ ジュネーブ
公開 : 2018.03.06 21:57 更新 : 2018.03.06 22:05
CLSとの違い AMG製V8エンジンにあり
機械的にはCLSとEクラスと似た点の多いGT 4ドア・クーペではあるが、AMG独自の設計も盛り込まれている。例えば、このクルマのフロントエンドはAMG謹製のV8ガソリンユニットなど、異なるパワープラントを収納するため大きくなったエンジンルームに合わせて長くなっており、AMGのエンジニアによれば、パッケージングの制限により、このAMG製V8エンジンをCLSに積むことはできないという。
GT53 4マティック+では、その電気システムは48V仕様となる。48Vシステムは、EQブーストと呼ばれるパワートレインの一部として、ブレーキングやスロットル・オフでのコースティング時に運動エネルギーを回収するためのモーター制御に用いられる。CLS53 4マティック同様、回収されたエネルギーはリチウムイオン・バッテリーに貯められ、電気ブースト機能によりパフォーマンス向上のために使用される。最近S560eに搭載されたより進歩したEQパワーシステムとは異なり、この新たなAMGでは電気モーター単独で走行することはできない。