BMW i4、生産へ iブランド第3のモデル ジュネーブ・モーターショー
公開 : 2018.03.07 11:40 更新 : 2021.06.04 13:19
BMWからi4が登場することに。この新型EVには最新の電動パワートレインが与えられ、パフォーマンスは335d GT同等になるようです。さらにBMWではi1からi9、SUV向けにiX1からiX9のモデル名も商標登録済みとのことで、ミニを含め、その電動化はますます加速していきます。
もくじ
ー i4登場 第5世代の電動パワートレイン
ー さらなるiモデル i1からi9、iX1からiX9まで
i4登場 第5世代の電動パワートレイン
BMWは成長を続けるEV専用ブランドであるiに、i3の上級モデルとなるi4を追加する。
ジュネーブ・モーターショーでの記者会見で、BMW会長のハラルド・クルーガーは2020年代初頭の登場が予想される電動SUVのiX3に続いて、i4の生産をミュンヘンで行うと発表した。
昨年AUTOCARがその存在をスクープしたi4だが、4シリーズGTの骨格をベースとすることで、i3よりも広い室内スペースと、スポーティなドライビング・ダイナミクスを与えられることになりそうだ。
i4ではBMWの第5世代となる電動パワートレイン・アーキテクチャを使用することになる。現在X3のテストカーで開発が進められているこの新型アーキテクチャは2020年の市場投入が予想されている。
i4のデザインに関しては、2年程前に公開されたパテント・イメージがヒントを与えてくれる。コンピュータによるイメージ画像(写真下)によれば、4ドア・クーペのボディにi8のデザイン要素が盛り込まれているように見える。
パワートレインだが、i4では1基の電気モーターがフロントアクスルに搭載されるものの、そのパワーは電動プロペラシャフトを介して、リアにも伝達することができる。電気モーターによりフロント荷重を増やすことができるこのレイアウトは、i4にとってより望ましいものだといえる。フロントにパワートレインを置くこのやり方は、内燃機関を積む他のBMWと同じものであり、ハンドリング・バランスにとっても好影響を与えることが期待される。