詳細解説 ポルシェ新EV 「ミッションEクロス・ツーリスモ」
公開 : 2018.03.07 15:20 更新 : 2018.03.07 19:11
ポルシェがサプライズで公開した新EVコンセプト「ミッションEクロス・ツーリスモ」の詳細情報です。デザイン、パワートレイン、シャシーのほかに、室内の「ディスプレイと制御コンセプト」をポルシェは強調しています。じっくりと解説いたしましょう。
もくじ
ー デザイン ポルシェのDNA
ー 多用途性 アクティブなひとへ
ー インテリア 目に見える軽量設計
ー 電動パワートレイン 600ps超え
ー シャシー 可変サスによる快適性と俊敏性
ー 充電 高速かつシンプルに
ー ディスプレイと制御コンセプト
デザイン ポルシェのDNA
ポルシェは電気駆動クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)のコンセプトスタディモデル、「ミッションEクロス・ツーリスモ」のワールドプレミアを第88回ジュネーブ・モーターショーでおこなった。
「パワフルに湾曲するフェンダーの間で低く構えるフロントフード。ミッションEクロス・ツーリスモのフロントは、一瞥しただけでスポーツカーのアイコンであるポルシェ911とのつながりが明らかです」とポルシェ。
「エアカーテン」と呼ばれるフロントの垂直のエアインテークは、デザインの目立つ特徴である。
ポルシェ4灯のデイタイムランニングライトを備えたLEDマトリックスヘッドライトも、スタイリングのハイライトのひとつ。ポルシェの典型といえる4ポイント・デイタイム・ランニング・ライトは細長い3Dガラスに収められている。
可動式の4ポイント・デイタイムランニング・ライトはインジケーターの役目も担う。また、ポルシェXサイト・ハイパフォーマンス・ハイビームも新たに採用されている。
オフロードのデザインエレメントには、頑丈なホイールアーチやドアシル、目立つフロントスポイラーとリアエプロン、ロードクリアランスの拡大が含まれる。
シルエットは、ポルシェのデザイナーによって「フライライン」と呼ばれる後方に傾斜するスポーティなルーフラインを特徴とする。この要素はパナメーラ・スポーツ・ツーリスモのリアにも採用されている。
サイドウインドウのダイナミックなデザインはポルシェ特有のスタイル。広いフェンダーとフロントホイール後方にエアインテークを備えた立体的なサイドウォールが、全幅1.99mのコンセプトカーのスポーツクロスオーバーの特徴を引き立てる。
「PORSCHE」ロゴを冠したブラックガラス仕様のストリップは、充電時には「PORSCHE」の「E」の文字がエネルギーの流れを表すように点滅する。
「フロントウインドウからテールゲートまで広がる大型のパノラミックルーフは広々とした感覚を生み出します」ポルシェ。
どんなひとをターゲットとして作ったのだろうか?