ホンダ・アーバンEV ほぼコンセプトどおりで2019年に発売へ
公開 : 2018.03.08 16:40 更新 : 2018.03.08 18:19
小型EVはプレミアムモデル
価格について話すのは時期尚早だが、ホジェッツはこのモデルがスーパーミニでありながら、ホンダではプレミアムモデルとして位置付けており、それほど安価なプライスタグを掲げることはないと認めている。
そして、今後2〜3年のうちにEVの価格帯が内燃機関モデル同等になって欲しいともホジェッツはいう。
ホンダはすでに米国と日本でEVのクラリティ・ハッチバックを販売しているものの、このクルマは欧州市場におけるホンダ初のEVであり、新たなEV専用プラットフォームを与えられることになる。そして、今後のホンダ製EVの「テクノロジーとデザインの方向性を示す」モデルでもある。
アーバンEVのロー&ワイドなプロポーションは、ジャズ(日本名:フィット)よりも100mm短く、その全長は3895mmとなる。そして、発売後も他のモデルからセールスを奪うことはないだろうとホンダの内部筋は話す。
アーバンEVにも、これからのホンダ製EVを象徴するブルーのバックライト付き「H」のエンブレムが装着される。ヘッドライトの間には、あいさつや、他のクルマのドライバーに対するアドバイス、それに充電状況といった双方向メッセージを表示することができる。
インテリアでは、スリムなAピラーとワイドなウインドウスクリーンによって、ドライバーが最大限の視界を確保できるようにしている。乗降はリア・ヒンジ式のコーチドアからだ。
フローティング・ダッシュボードと呼ばれるコンソールに、ステアリングホイール・コラムとシンプルなコントロールボタン、さらにはパノラミック・スクリーンが収まる。ラップラウンド・スクリーンがダッシュボードを越えてドアにまで達しており、デジタルカメラの表示がサイドミラー代わりだ。
コンセプトモデルでは乗車定員は4人だったが、量産モデルでは5人乗りとなるだろう。