2月の輸入ディーゼル車の販売比率は? 「2018年2月に売れたインポートカー」
2018.03.08
恒例の新車販売クイズです。2月は、日本市場における「輸入ディーゼル乗用車」のシェアが、過去最高となりました。ディーゼルの販売比率は、全登録台数の何%でしょう? 2月の外国メーカー車の新規登録台数を分析します。
Q:日本市場における2月の輸入ディーゼル乗用車の販売比率は?
A:全登録台数の24.1%。過去最高のシェアを達成。
クリーンディーゼル乗用車の減税が続いていることに加え、車種ラインナップの拡充や燃費のよさといった要因が販売台数の伸びにつながった。
外国メーカー車の新規登録台数 2カ月連続マイナス
輸入車の新車販売は外国メーカー車で一服感が出ている。日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2月の外国メーカー車の新規登録台数は、
・前年同月比2.4%減の2万2817台(2カ月連続で前年割れ)
を記録。一方、日本メーカー車含では同2.1%増の2万7585台と、7カ月連続でのプラスを達成した。登録車に占める輸入車のシェアは、日本車が低調だったために7.7%と高水準を維持する。
輸入車市場の動きについてJAIA関係者は、「2月の外国メーカーの新車販売はドイツ・ブランドでの車両価格の引き上げや新型車への移行に伴う買い控えなどもあり、2カ月連続で前年実績を下回った。一方、日本メーカー車は好調で、前年同月比30.9%増の4768台を達成する。牽引したのはトヨタとホンダで、トヨタはハイラックスの新規導入などの効果で同47.6%増の1790台で全体の第6位(1月からの通年では5位)、ホンダは新型シビックや新型NSXの導入で同1万1788.9%増の1070台で第9位(同8位)に入った。スズキは同1.9%増の424台で第14位(同13位)にランクイン。対して日産は同27.0%減の1195台で第8位(同9位)、三菱自動車は同21.3%減の289台で第17位(同16位)と低迷する。前月と同様、同じ国産メーカーでも明暗がはっきりと分かれた」と説明。
「価格帯別では400万円以上1000万円未満が前年同月比8.8%増、1000万円以上が同0.8%増と好成績を記録したものの、400万円未満は同12.0%減と低調に推移した。台数で見ても400万円以上1000万円未満が1万234台だったのに対し、400万円未満が1万175台と、ボリュームゾーンが逆転する。全登録台数の24.1%と過去最高のシェアを記録したディーゼル車や人気のSUVモデルなどが400万円以上1000万円未満の価格帯に多いことが、この数字になって表れた」と分析。今後の見通しについては、「ドイツ以外の一部ブランドも車両価格の引き上げを予定しており、販売への影響は避けられないところ。ただし、ディーゼル車やSUVモデルを中心に引き合いは活発で、さらに今後このカテゴリーでの設定車種が拡充される見込みなので、これらがどれくらい効果を上げるかが注目ポイントになる」と指摘した。