ロールス・ロイスCEO アストンの新ラゴンダにチクリ
公開 : 2018.03.09 21:10
ロールス・ロイスCEOが、アストン マーティンの新型ラゴンダ・ビジョンについて、コメントをしています。随分率直な物言いだと思ったら、そもそもはアストン側の発言がきっかけのようです。それでも互いを認め合う2社。見習うところも多いです。
ロールス vs ラゴンダ どちらが優勢?
ジュネーブ・モーターショーで注目を集めたのが、アストンのラゴンダ・ビジョンである。大胆なエレクトリック・サルーンで自動運転にも対応、2021年の生産化を予定している。
これに対するロールス・ロイスとアストン マーティンの見解が興味深い。
2016年にビジョン・ネクスト100(コードネーム:130EX)を発表したロールス・ロイスのトルステン・ミュラー・エトベシュCEOは、こう話している。
「わたくし共が103Xを世に問うたのが2016年です。ロールス・ロイスが目指すラグジュアリー・モビリティの世界観をお見せしました。あの日から、他メーカーが同じような視点を採り入れたのは明らかです。しかしあのコンセプトは、完全電動、完全自動運転、完璧なビスポークで仕立てたモビリティが究極のラグジュアリーと一体化した唯一無二の存在であったし、これからもそう有り続けるのです」
ロールスのCEOのコメントは、実はアストン マーティン・ラゴンダのクリエイティブ部門を率いるマレク・ライヒマンのコメントを受けたものだ。
ライヒマンはAUTOCARの取材に対して、こんな話をしていた。「ロールスは古代ギリシャのようなもの……」