ロールス・ロイスCEO アストンの新ラゴンダにチクリ

公開 : 2018.03.09 21:10

ファントムは「車輪のうえのバッキンガム宮殿」

ロールス・ロイスベントレーは、今日の目で見れば古代ギリシャ時代のようなものです。わたしはオリジナルのファントムの制作にかかわりました。手短にお伝えすれば、あれは車輪のうえのバッキンガム宮殿なのです。それこそがファントムを際立たせるために大切な点だったのですが、世界はもう変わりました」


「AppleやGoogleのお偉方はファントムに乗っていますか?」というのがライヒマンの見解だ。しかし、ラゴンダになら乗るだろうと言わんばかりに。「世界一のラグジュアリーを謳うロールス・ロイスをご覧なさい。彼らの成り立ちは、馬車に対する内燃エンジン車両に過ぎません。ラグジュアリーというには不十分ですよ」

これに対するロールス・ロイスのエトベシュCEOの意見はこうだ。

「彼らはわたくし共のセグメント、そしてカスタマーを、まだ理解できていないのでしょう。まったく異なる金額感の世界を彼らは知らないのです。最上の、さらに最上のセグメントに関する知識はゼロでしょう。そう、ゼロです。率直な物言いで申し訳ないね」

しかしエトベシュCEOは、依然としてロールス・ロイスとアストン マーティンは友好的な関係にあると信じている。先のライヒマンのコメントも、株式市場を意識した発言だと考えているのだ。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事