フォルクスワーゲン・パサート・ディーゼルに試乗 燃費/価格考え検証
公開 : 2018.03.10 00:10
室内に特長 動き、サイズのわりに軽快
パサートはディーゼルエンジン以外にも、見るべきところの多いクルマだ。まず、居住空間やラゲッジスペースが広いこと。なかでもリアシート周辺の空間、特にレッグルームにはDセグメントとしては最大級の余裕がある。
もうひとつ、今回実感したのは、ボディサイズのわりに身のこなしが軽快なことだった。パサートのステアリング、路面フィールを不足なく伝えながらも、操舵力が比較的軽いことが、その軽快感にひと役買っていると思われる。
サスペンションはどちらかというとソフトな部類だから、コーナーではそれなりにロールするが、トレッドがワイドなこともあってコーナリングは安定していて、ディーゼルエンジンによるノーズヘビーを明確に意識させられることもなかった。
と同時に乗り心地も、適度にソフトで快適だといえる。ただし、ハイラインは18インチタイヤを標準装着していることもあって、鋭い段差を越えるときなどには、タイヤからのショックがちょっと気になったが。