メルセデス・ベンツE400カブリオレ4MATIC試乗 価格1万ポンド加算 ライバル不在
公開 : 2018.03.15 11:10
隠せないボディの大きさと重さ
ボディサイズと、クーペよりも増加した重量のことを考えれば、胸をすくような、シャープな運動性能が得られていないことも納得できる。
ボディロールは節度よくコントロールされているし、余程のことがない限り、4輪駆動だからトラクションを失うようなこともないだろう。ただ、大きなボディサイズを支え、オープン化に伴う強化が施されたシャシーは、発進時やコーナリング時のスローな動きから、その重さを感じ取ることができる。
ステアリングレスポンスの手応えは非常に良いのだが、路面状況がステアリングを握る手にほとんど伝わってこない点は残念だ。といっても、この手のクルマを購入するひとの多くは、これらの点に関して気にすることはほとんどないと思うけれど。
クーペとカブリオレとの相違点を付け加えるなら、キャンバストップを格納する機構が搭載されるため、ラゲッジスペースはクーペよりも65ℓ小さくなるということも、忘れないでおきたい。