日産リーフSUV 次世代プロパイロット 主力モデルへのブレークスルー
公開 : 2018.03.20 10:48 更新 : 2018.03.20 10:49
デザインには日本の様式美を反映
キャビンの全体的なコンセプトには日本の様式とインテリアデザインを反映したと彼は語る。これは伝統的な日本家屋は狭く、いくつかの部屋は多目的に作られているからとのことだ。
青木はさらに一風変わったIMxのインテリアトリムについても強調する。ウッドと半透明プラスチックを交互に積層し、背後から照明をあてるという巧みなインテリアのフィニッシュは、量産モデルにも採用される可能性が示唆されている。
さらに青木はAUTOCARに対して、IMxのエクステリアは、日産の次世代デザイン言語を明確に示すもので、この会社の日本にあるルーツに近づけようとしたものだと語っている。
IMxは一般的な内燃機関モデルで主流となっている「力強さや重厚感」ではなく、「軽快感とスッキリとした表面」を持つモデルだと青木はいう。「ディテールにおいては非常に日本的なエクステリアです。つまり、純粋さと高級感を伴った豊かな表現力です」
日産のパディントンにあるスタジオの責任者になって未だ数カ月だが、青木は1989年の入社以来、インフィニティで3つのモデルと、スポーツカーであるオリジナルの350Zのデザインを手掛けてきた。彼が最初に責任者として担当したモデルは、高く評価された初代プリメーラだった。