国内試乗 新型フォルクスワーゲン・ポロ1.0 TSI 個性より安心感
公開 : 2018.03.20 14:30
どんな感じ?
内装、Bセグでは上質
ボディサイズの拡大にともなって当然室内も広くなっていて、特にリアシート周辺のスペースの拡大が顕著だといわれる。
実はポロに乗る直前に室内の広いことがウリのパサートに乗っていたので広さの標準がちょっと狂っていたが、リアシートにはレッグルームもヘッドルームも平均的日本人には不足のない空間が確保されている。
乗ったのは上級仕様のTSIハイライン、車両本体価格265万円のクルマだが、最近のニューモデルとしてはオーソドックスなデザインのメーターパネルを持つダッシュボードやその周辺の造作はBセグメントとしては上質で、乗り手にある種の安心感を与えてくれる。
試乗コースはパサートTDIと同じ、かなりアップダウンのきついワインディングロードで、これも3人乗り状態での試乗だったが、1ℓ3気筒ターボエンジンと7段DSGの組み合わせは、そこを不満のないペースで駆け上がっていく。
3気筒エンジンが本来持つキャラクターに、ターボの過給が加わって、パワーよりもトルクを意識させる感覚で粘り強く速度を上げていく。
決して韋駄天ではないが、急な上りにもへこたれることなく対応する、実直な力持ちという印象のパフォーマンスである。