ポルシェ911タイプ964 30周年を祝う テクノクラシカ2018(1)
公開 : 2018.03.22 14:30
ポルシェ911タイプ964が、30周年。ドイツで開催中の「テクノクラシカ2018」には、ポルシェは例年レストアに関する出品や純正部品の展示を行っています。しかし今年は、30年前にデビューした964が主役。
ポルシェ959 フルレストア車も展示
ポルシェAGのポルシェクラシックは、ドイツのエッセンで開催中のヴィンテージカー/モダンクラシックカーの見本市、「テクノクラシカ2018」に車両を出展している。
今年のテーマは、ポルシェスポーツカーの70周年、911タイプ964の30周年という2つのアニバーサリー展示だ。これにくわえ現地では、ポルシェ356のボディシェルと、完全にレストアされたポルシェ959がディスプレイされ、来場者はポルシェクラシックによるファクトリーレストアの品質を自分の目で確かめることができる。
30年前にデビューを飾った911カレラ4は、当時85%ものパーツを新しいものに交換したほか、911として初めて4WDを搭載するなど大規模な変更を受けたモデル。1988年当時、新設計の3.6ℓエンジンは911の市販モデル史上、最もパワフルな自然吸気エンジンで、世界初となる制御式メタル触媒を採用していた。
軽合金製ウイッシュボーンとコイルスプリングで構成されたサスペンションをトーションバーに代わって採用。完全にパネルで覆われたアンダーフロアと自動展開するリアスポイラーによって、空力値の記録を打ち立てたのだ。
オンライン検索「ポルシェ・クラシック・パーツ・エクスプローラー」とは
なお、ポルシェクラシックは、世界中のクラシックカー愛好家に即納可能な5万2000点以上のパーツを提供している。部品の検索をできるだけ簡単にするため、「ポルシェ・クラシック・パーツ・エクスプローラー」をオンラインで公開。数回クリックするだけで、クラシックモデルの純正部品とアクセサリーを見つけることができるサービスだ。毎年約300点追加される再生産部品に関する詳細、その他多数の製品情報にアクセスすることができる。