BMW X7 Mバージョンの存在、明らかに 11月公開へ
公開 : 2018.03.23 12:25 更新 : 2018.03.23 12:33
搭載エンジン未定 プラグインハイブリッドは登場予定
BMWがどのエンジンをX7に搭載するかについて議論するのは時期尚早だが、以前には、6気筒と8気筒エンジンから選択されるのではないかとの推測が行われていた。つまり、30d、40dと50dに積まれた3.0ℓディーゼルと、X6 xDrive 50iが積むツインターボ4.4ℓV8ガソリンエンジンだ。さらに、このクルマがラグジュアリーモデルであることを考えれば、Mを名乗るパフォーマンスモデルは、完全なMバージョンというよりも、米国と中国市場向けに、M760Liのようなモデルとして設定されることになるだろう。その場合、モデル名はX7 xDrive M60iが予想される。
ロバートソンはさらに、X7に搭載されるエンジンは、X5とX6だけでなく、BMWの幅広いモデルから選択される可能性を示唆する。一般的なガソリンとディーゼル以外に、X7 iPerformanceに搭載されていた、バッテリーでの航続距離が最大100kmのガソリン・プラグインハイブリッド・パワートレインも選択可能となるだろう。BMWのプラグイン・モデルの販売は急増しており、「例えば2016年の1月と2月だけで、2015年全体よりも多くのハイブリッドモデルを発売したのです」とロバートソンは明かす。2016年からの傾向は続いており、ここ数カ月は顕著に表れているという。
X7はBMWのスパータンバーグ工場での生産が予定されている。3列シートをもつこのモデルは、米国と中国市場ではキャデラック・エスカレードとリンカーン・ナビゲーターのライバルとなる。X7のボディはメルセデス・ベンツGLSよりも110mm短く、やや幅が広い一方で、レンジローバーよりは30mmほど長い。
X7の開発は2015年に始まっており、最初に目撃されたのは7シリーズのシャシーをベースとした開発車両だった。スカンジナビアでのテストが目撃されたこのクルマ(写真は画像ギャラリー後半)には、SUVの高重心を再現するため、ルーフに重りが取付けられていた。