2018年型トヨタ・ランドクルーザー2.8ℓ直4ディーゼル 英国内試乗

公開 : 2018.03.23 11:50  更新 : 2021.01.28 18:18

どんな感じ?

内装 価格考慮で何とか合格点

まずは内装を見てみよう。洗練を豪華さを求めて手が加えられたとはいえ、5万ポンド(730万円)クラスのライバルと比べると何とか合格点というところ。

それも、よい意味で目に見えるところに限っての話だ。何よりも信頼性を重んじるひとたちが相手なのだからあれこれ直す必要はないとトヨタは考えていて、それにのっとった改良になっている。

確かにダッシュボードの形やセンターコンソールのパネルは新しくなったし、そこに並ぶオフロードモード切替ノブやスイッチの類も光沢を放つ素材になった。とはいえ、たとえばアウディQ7みたいになったわけではない。むしろ、泥濘地でもランドローバーディフェンダーなみに走れるクルマに、乗るひとをやさしく包み込む快適性と質感と居住性が備わったと考えるべきだろう。

暖房と換気の機能がついた柔らかいレザーシートは気持ちいいし、そこからの視界もいい。内装品の建てつけは見ても触ってもしっかりしていて、それなりに高そうにもみえる。もっとも、何よりも信頼性重視でつくられたのは明らかだ。

後ろへ移ろう。

2列目シートは前後にスライドできる。以前の3列目は格納が左右はね上げ式で荷室のスペースを損なっていたが、こんどは床下にきちんとしまえるようになった。7人乗りとしては他の大型SUVほどの空間の余裕はないが、このクルマはそこまでやたらと大きくもないのだから問題ではないだろう。

走りの印象はどうだろう?

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