新型VWゴルフ(8代目) GTI/R、48Vハイブリッドか MQB/W使用

公開 : 2018.03.26 17:20

次期ゴルフR ハイブリッドの可能性

2020年にはトップモデルとして、これまでで最もパワフルな四輪駆動のゴルフRがラインナップに加わる。

フォルクスワーゲンではそのパワートレインについて一切明らかにしていないが、AUTOCARでは、48Vハイブリッドシステムとの組み合わせで355ps以上を発揮し、急速にパワーアップを図るライバルのホットハッチ・モデルたちに追随することになると予想している。

GTIがこれまでの伝統に従い、他のゴルフ同様、常に少しずつ進化する一方で、ゴルフRはラインナップにおける最強モデルとして、より大胆な挑戦を行ってきた。

フラッグシップモデルとして、新型ゴルフRに求められるパワーを与える方法にはいくつかの選択肢がある。

最も簡単なのは、既存の2.0TSIエンジンのパワーを355ps程度にまで引き上げ、小型の48Vマイルドハイブリッド・システムと組み合わせることだろう。フォルクスワーゲンがどのようなセットアップを選ぼうと、リチウムイオン・バッテリーと11psの電気モーターをもつ、この48Vマイルドハイブリッド・システムと2.0 TSIエンジンが次期モデルの特徴となる。

以前公開された401psのR400コンセプトによって、このエンジンにはまだ余力があることが証明されている。さらに、このシステムは最も安価であり、ゴルフRの価格をGTIとそれほど開きのない3万3000ポンド(501万円)程度に抑えることで、コストに対し、価値の高いモデルとしての評価を維持することもできる。

その他の選択肢として、もはやGTEだけが電動化されたゴルフではないという状況を考えれば、新型ゴルフRにGTEのシステムを与え、パフォーマンス向上のために電気モーターを次世代型7速デュアルクラッチ・ギアボックス内に搭載することもできる。この方法はコストアップにつながるだろう。

新型ゴルフRの0-100km/h加速は4.5秒以下が目標とされ、その最高速度は249km/hに制限されるはず。このパワーとパフォーマンスによって、ゴルフRは、同じく2020年に48Vマイルドハイブリッド技術を与えられて登場予定の次期フォード・フォーカスRSの、直接のライバルとなる。

ゴルフRのそれ以外の部分については、近年の成功に基づくやり方をそのまま踏襲することになるだろう。つまり、控えめなルックスと、快適な乗り心地をもつ日常的な使い勝手の良さが、アダプティブ・シャシー技術によって確保されるということだ。

ディーゼルモデルへの高まる圧力に対応するなか、ゴルフRは広くゴルフ・シリーズで使用されるガソリンエンジンの高まる存在感を主導するモデルでもある。

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