新型VWゴルフ(8代目) GTI/R、48Vハイブリッドか MQB/W使用

公開 : 2018.03.26 17:20

GTIとR ポールスターのように独立は?

ボルボのポールスターや、セアトにおけるクプラのように、近年多くのメーカーが独立したパフォーマンス・ブランドを立ち上げているメーカーは多い。しかし、フォルクスワーゲンにその計画はないようだ。

なぜか。CEOのDr. ハーバート・ディエスは、フォルクスワーゲンのブランドでこそ、GTIやRの魅力が高まると考えている。彼は「フォルクスワーゲン・グループのセアトの場合、独立したパフォーマンス・ブランドを立ち上げるのは理にかなっています。しかし、大衆に向けたモデルを広く販売し、その派生としてこういったパフォーマンスモデルがあるからこそ、『GTI』や『R』が引き立ちます。ですから、独立させようとは思いません」

つまり、フォルクスワーゲンとセアトの重要な違いは、そのブランド価値にあるということだ。近年傷を負ったにもかかわらず、依然としてフォルクスワーゲン・ブランドは高く評価されていることを、ディエスは知っている。

対照的に、最近セアトCEOのルカ・デ・メオは、クプラによって、これまでセアト・ブランドに見向きもしなかったひとを惹きつけることができたことを認めている。

「多くの国々で、われわれは世界最高のクルマを販売していますが、セアト・ブランドというだけで、ひとびとは購入を躊躇するのです」

デ・メオはクプラで顧客を惹きつけようとしているが、フォルクスワーゲンではGTIやRを使ってそのようなまねをする必要はないともいえる。

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