2018年型フォルクスワーゲン・トゥアレグ 試作車に試乗 サイズ感じぬ動的性能

公開 : 2018.03.27 18:10

どんな感じ?

パワートレイン詳細 悪路も考慮

このクルマはSUV市場の中でもラグジュアリー寄りの立ち位置であり、アルファ・ロメオのステルヴィオやBMWのX5 Mほどの走りは求められていない。

しかし、今回のスペインにおけるテストでは、トゥアレグは確かにそのサイズや車重や全高を小さく感じさせる走りをしていた。

搭載されるエンジンには2種類の3.0ℓのディーゼルV6がある。それぞれ231psと286psだ。また、秋にこのトゥアレグが英国に導入されるころには340psのガソリンV6エンジンも加わるだろう。さらに、ディーゼルV8やプラグイン・ハイブリッドのモデルも発売予定だが、VWはそのうちのいずれを英国に導入するかを明らかにしていない。

8速ATと4モーション式の4WDがラインナップの中心になる。この4WDシステムは前後のトルク配分を70:30から20:80の範囲でコントロールできる。ただし、カイエンなどのライバル車のようなトルクベクタリング機能は搭載されていない。VWによれば、トゥアレグの巧妙なシャシーにはそのような機能は必要ないという。

3.5tまでの牽引が可能な点は、市場にある他のプレミアムSUVにはない能力だ。

レンジローバーが得意とする岩場登りやぬかるんだ斜面を下るようなテストはできなかったが、VWによればこのクルマはラフな路面にも強いらしい。オフロード用の走行モードが用意されている点からも想像できるが、機会があればまたレポートしたい。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事