アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ 英国価格は邦貨1000万超え

公開 : 2018.03.28 10:10

SUVは必要 さもなければ待つのは「美しい死」

ステルヴィオはプレミアムなコンパクトSUV市場においては、全長4686mm、全高1677mm(アンテナ含む)、全幅1903mm(ミラーまで含めると2163mm)と比較的小型なモデルとなる。ちなみに、ポルシェ・マカン・ターボは、全長4699mm、全高1624mm、全幅1923mmとわずかに大柄なボディをもつ。

アルファ・ロメオでは、ドライブシャフトとボディ、さらには多くのメカニカルパーツの材質にカーボンファイバーを採用するなどして、理想的な重量配分を実現したと話す。ステルヴィオのトップモデルの0-100km/h加速は、いかなるライバルをも凌ぐ3.8秒を達成している。


クアドリフォリオには、カーボン製サイドスカートや、よりアグレッシブなバンパーデザイン、拡大されたホイルアーチなどの、力強いボディワークが与えられる。ハッチゲート上部には、アルファ・ロメオがスタイリング上の利点よりも、エアロダイナミクス面での効果があると主張するリアスポイラーが設置される。さらに、フロントには、クアドリフォリオだけの特徴となるインタークーラー用のベントが設けられている。

近い将来、アルファ・ロメオには、ステルヴィオ以外に、より小型なモデルと、より大型のふたつのSUVモデルが加わることになる。さらには2021年までに登場予定の9つの新型モデルのひとつとして、BMW 5シリーズのライバルとなるジュリアのエステート・バージョンも登場予定だ。ステルヴィオはアルファ・ロメオが送り出す初のSUVだが、その重要性は前CEOのハラルド・ヴェスターも認識していた。彼は「もちろん、アルファ・ロメオの純粋さを保って、クロスオーバーの流行には目を瞑ることもできます。しかし、その結果は美しい死でしかないのです」と話していた。

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