PHEV登場予定　エンジン＋前後モーターの4WD

ニューヨークで公開されるアトラス・クロススポーツ・コンセプトは、発売間近の量産モデルのプレビューであるとともに、フォルクスワーゲンがアトラスのガソリンエンジンに対するオプションとして開発中の、新たなプラグインハイブリッド（PHEV）パワートレインのショーケースの役目も担うことになる。

この新型プラグインハイブリッドでは、280ps/35.7kg-mのパワーとトルクを発揮するターボチャージャー付3.0ℓV6ガソリンエンジンが、2基の電気モーターと組み合わされる。2基のモーターのうち、58psと22.4kg-mの出力をもつ1基がフロントに、116ps/27.5kg-mのもう1基がリアに搭載される。

・システム最高出力：360ps
・システム最大トルク：68.3kg-m

ガソリンエンジンとフロントに搭載された電気モーターが6速デュアルクラッチ・ギアボックスを介して前輪を駆動させ、リアに積まれた電気モーターが後輪を駆動することで、四輪駆動を実現した。

ドライバーは4つのドライビングモードを選ぶことができる。ピュアEVとなる「e-モード」、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた「ハイブリッド」、パフォーマンスを優先する「GTE」と、バッテリーに蓄えられたエネルギー量を一定に保つ「バッテリー・ホールド」だ。さらに、オンロードでの「コンフォート」と「エコ」、オフロードでの「ロック」、「スラッジ」、「グラベル」と、「スポーツ」と「スノー」の7つのドライビング・セッティングも選択可能だ。

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