ジャガーF-PACE SVR 550ps マカン・ターボに対抗 ニューヨーク・モーターショー
公開 : 2018.03.28 18:10
さまざまなキャラクター 快適さも維持
しかし、SVOのダイナミクス・マネージャーであるデイビッド・プークは、F-PACE SVRについて、不快な乗り心地をもつ極端に締め上げたようなモデルではなく、ドライビング・モードによってさまざまなキャラクターが楽しめるクルマだと話す。
「動力性能のためにクルマから快適さを奪う必要などないのです」と彼はいう。「ドライバーが望めば、クルマと一体化したような運転を楽しむこともできます。B級路を走ってみれば、このクルマの機敏さと反応の良さに驚かされることになるでしょう」
リアがフロントに比べて25mmワイドな幅をもつ、新たな軽量デザインの21インチか、22インチの鍛造ホイールが選択可能であり、このクルマのハンドリングを特徴づけるのに貢献している。ジャガーは、22インチのホイールは標準ホイールに対して、フロントで2.4kg、リアで1.7kg軽量だという。
フロント/リアの新たなホイール・デザインは、フロントで395mm、リアで396mmに達する大径ブレーキディスクに対して、より多くのエアフローを確保するために創り出されたものだ。さらに、このツーピース・ディスクは、軽量化によって、F-PACE SVRのハンドリングを向上させることを目的に新たにデザインされたというが、その重量削減幅は明らかにされていない。
軽量化に関しては、F-PACE SVRのエグゾーストシステムは標準モデルに比べ6.6kg軽く、背圧が減少することで、排気ガスの流れを向上させるとともに、このクルマのもつパフォーマンスをさらに引き出すことに成功している。このエグゾーストには、ジャガーがVariable Valve Active Exhaust(可変バルブ・アクティブ・エグゾースト)と呼ぶシステムが搭載されており、よりドライビングに集中したモードが選択され、音質もより力強さを増すという。