ジェネシス エッセンシア・コンセプトで電動GTをプレビュー
公開 : 2018.03.29 17:00 更新 : 2021.03.05 21:38
キャビンも現代とクラシックの融合
キャビンでもクラシックなデザインと、現代のテクノロジーが融合している。シートにはシェブロン柄の刺しゅうが施され、ダッシュボードのデザインもクラシック・スポーツカーのような雰囲気だが、ワイドなインフォテインメント・ディスプレイが組み合わされる。そして、キャビンの大半は3Dプリンターによって作り出されており、カーボンファイバーのトリムは3Dの積層技術によるものだ。
さらにエッセンシア・コンセプトでは、マシン学習の新たな利用法も提示しており、ドライバーのキャラクターに基づく新たなドライブルートの提案とともに、シートポジションや、パワートレイン・レスポンス、シャシー・セッティングの調整が可能となっている。さらに、ドライバーがもつIoTデバイスをシームレスにクルマと家で一体化させることもできる。
いまのところ量産モデルへの移行は確定していないが、AUTOCARでは、このコンセプトカーは2021年までにジェネシスが発売を計画する6台の新型モデルの1台になるだろうと予測している。当初は米国市場が中心になるだろうが、このクルマは欧州向けGTの量産モデルへと続いて行くだろう。
ヒュンダイは将来的なジェネシス・ブランド導入に備えて、昨年英国でのジェネシスの名をもつサルーン・モデルの販売を取りやめている。