アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ試乗 SUVらしからぬ運動性能
公開 : 2018.04.03 10:50 更新 : 2018.04.03 10:52
どんな感じ?
イタリア流の洒落たインテリア
クルマの雰囲気は、明らかにドイツ車とは異なる。
ダッシュボードやドアなどのインテリア化粧パネルには、溢れんばかりに光沢仕上げのカーボンファイバーが用いられ、いつでも自分の顔を映して確認することができる。おしゃれ好きのイタリアっぽい。
ステアリングホイールは、カーボンファイバーのパネルとアルカンターラで覆われている。
レザーもふんだんに用いられてはいるが、目線より下の足元の部分には、プラスティックが露出した箇所も多い。7万ポンド(1050万円)に迫る価格のクルマなのに。また、レザーに並ぶステッチのコントラストは美しいが、そのピッチは完璧に整然としているわけではない。
操作スイッチ周りのデザインも、標準モデルのステルヴィオと同様に新鮮味には欠ける。
しかし、組み立て品質は確かなもので、個性も豊かだと思う。全体的に快適で魅力的な車内ではあるが、シート表面の滑りがより少なく、着座位置ももう少し低ければ、さらに素晴らしい仕上がりになるだろう。
背が高く車重のかさむクルマの通例とは異なり、ステルヴィオの運転感覚はとてもコントローラブルなはず。車内観察はこれくらいにして、走り出してみよう。